さいたまトリエンナーレ開幕 街中でアート さいたま市内で24日、初めての国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」が開幕した。10か国34組のアーティストと市民らによる映像や彫刻、空間芸術や音楽演奏など100以上の展示やイベントが、12月11日まで予定されている。
開幕セレモニーは同市岩槻区の旧民俗文化センターで行われ、約180人が参加。芸術監督の芹沢高志さんは「まずは作品を見て。積極的に発信していきたい」、清水勇人市長は「共につくる、参加する芸術祭として、皆さんに新しい発見をしてもらいたい」とあいさつした。
同市南区の別所沼公園では、アーティスト日比野克彦さんと市民らが、アサガオの種をモチーフに制作した長さ約4メートルの船2隻が浮かべられ、同市中央区の彩の国さいたま芸術劇場では、空気圧で膨らんだり縮んだりする直径約4メートルの「息をする花」が登場。同区の服飾デザイナー長嶋良子さん(35)は「近くで見られてうれしい。他の作品も見たい」と話した。
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