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さいたまトリエンナーレ あす開幕 日常に「アート」 来場目標30万人 市民への浸透、鍵に 12月まで (2016年9月23日 毎日新聞)

さいたまトリエンナーレ
あす開幕 日常に「アート」 来場目標30万人 市民への浸透、鍵に 12月まで /埼玉


 さいたま市などの実行委員会による国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」が24日、開幕する。国内外のアーティスト34組が街角や電車内などでアートやダンス、演劇を披露し、参加型のプロジェクトも多く予定されている。しかし開催直前になっても盛り上がりに欠けるとの指摘もあり、今後の市民への浸透が成功への鍵を握りそうだ。【奥山はるな】

 開催期間は12月11日までの79日間。多くの作品は街角に展示され、無料で楽しめる。美術館とは異なり、日常の中にアートを出現させることで、ありふれた風景を新鮮にみせる効果も狙っている。

 同市南区の別所沼公園には、日比野克彦氏による「種は船プロジェクト」の一環として、朝顔の種をかたどった二つの船が浮かぶ。公園から南に延びる桜並木を歩くと、JR埼京線沿いにスーツを着た巨大な人形が横たわる。これは、同線の通勤ラッシュに驚いたラトビア出身のアイガルス・ビクシェ氏が、サラリーマンにエールを送ろうと制作したといい、「さいたまビジネスマン」と名付けられている。

 さいたまトリエンナーレ2016のディレクター、芹沢高志氏は「つまらないと思っていた日常の見慣れた事柄や風景が、突如キラキラと輝き始める。あるいは憧れの対象が、ただのぬいぐるみであったことを知る。アートとは心の姿勢に働きかけるものです」と今回の企画の意義を語る。

 トリエンナーレはイタリア語で「3年に1度」の意味で、国際美術展の名称として世界的に浸透している。日本では2000年ごろから行われ始め、地域の特色の再発見や観光客誘致につながることから全国に広まった。

 さいたま市では12年に施行した文化芸術都市創造条例の象徴としてトリエンナーレを企画。開催期間中に30万人の来場者を呼び込むことを目指し、22億円の経済効果を見込む。

 一方、昨年12月の市議会では公費で負担する事業費が約7億円に上ることが問題視されて減額修正されたうえ、周知も十分とは言えない。市は事業費の足しにするため、昨年12月から今年3月、インターネット上で寄付を募ったが、目標額の1000万円に対し56万円にとどまった。
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