大宮駅西口にホテル誘致へ さいたま市、東京五輪前の開業目指し
さいたま市は、大宮駅西口に大型会議場を備えたホテルを誘致する。訪日外国人の宿泊に加え、国際会議や展示会での使用を想定。市営桜木駐車場(大宮区桜木町三)の用地を利用し、二〇二〇年の東京五輪までの開業を目指す。
駐車場は大宮駅西口から北に五百メートルにあり、敷地面積は二・二ヘクタール。現在は時間貸しの市営駐車場として使われている。誘致するホテルの客室は二百室程度を想定。大小合わせて計二千~三千平方メートルの会議スペースを備えるとしている。
市によると、東日本の交通の要所である大宮駅周辺は宿泊施設の需要が高い。東京五輪に向けて訪日外国人の増加も予想され、新たなホテルが求められているという。会議や展示会に使う施設も、市内には大宮ソニックシティやさいたまスーパーアリーナがあるが、市はすべての需要を満たせてはいないとみている。
市は施設を整備する事業者と借地契約を結ぶ方針。秋から始める公募に向けて、事業方式や公的支援について民間の意見を聞く「サウンディング調査」を九月に行う。
意見を基に公募要項を定めて事業者を募集し、年度内に契約交渉の相手を決めるという。
(井上峻輔)
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