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市長選構図見えず さいたま 任期満了まで1年(2020年6月6日 読売新聞)

市長選構図見えず
さいたま 任期満了まで1年

清水氏「白紙」/自民 候補模索

 さいたま市の清水勇人市長(58)の3期目の任期満了まであと1年を切った。清水氏は4期目について「現状としては白紙」と述べ、出馬の意思を明らかにしていない。一方、清水氏と対立する自民党系会派も独自候補の擁立を模索するが、表明には至っておら ず、構図は見えていない。(大月美佳、成田沙季)

 「社会情勢を見ながら再開したい」。清水氏は5月28日の記者会見で、自らの政治活動について語った。
 清水氏は市長選で初当選した2009年以来、議会対応に苦慮してきた。当時、自民党県議だった清水氏は離党し、民主党県連(当時)の支持を受けて立候補。自民党県連や公明党県本部の推薦を受けた現職を破った。13年の市長選で自民党は元県議を擁立したが、「市民党」を掲げる清水氏が再び勝利した。
 17年の前回選では、対立を続ける自民党市議団の一部メンバーが離脱し、自民系の新会派を結成。第2会派に下った自民党市議団が候補者擁立を断念したこともあり、清水氏は圧勝した。
 清水氏の3期目の市長任期は来年5月26日で満了となる。後援会関係者は「4期目に向けた出馬に何も問題はない」と話す。09年の初当選後、清水氏は自らの任期を3期までとする多選自粛条例案を提出したが、当時第1会派だった自民党市議団などの反対で否決された経緯があるからだ。
 これに対し、自民系市議は「次は新人同士の対決となることを前提に(候補者選びを)進めたい」とする。自民系両会派は5月上旬、自民党市議団団長の桶本大輔氏(52)の擁立に向けた上申書を自民県連に提出した。しかし、桶本氏は前回も立候補を断念しており、自民党関係者からは「対抗できる人材がいない」とため息が漏れる。
 昨年の知事選への立候補を断念した前参議院議員。
行田邦子氏(54)の動静も注目される。行田氏は4月に自民党本部で二階幹事長と面会し、自民党入りを希望したとされている。だが、みんなの党や希望の党などに属していた経歴から、県内の自民党関係者の拒否反応は強い。

コロナ対策苦しい評価

 市長選の行方に影響するとみられるもう一つの要因が、新型コロナウイルス対策だ。これについては、清水氏に対する市民の評価は高いとはいえない。
 さいたま市は5月14日、小規模事業者への10万円の給付を発表したが、同様の施策は川口市など多くの自治体が打ち出しており、独自性は見えない。
 むしろ失点もある。PCR検査を巡って、市保健所長が「病院があふれるのが嫌だったというところもあって条件を少し厳しめに取っていた」と、実施件数を抑制していたと受け取れる発言をし、清水氏が「誤解を与える表現だった」と釈明したこともあった。
 ただ、後援会には「感染拡大で『選挙どころではない』という状況は、知名度が高い現職に有利に働く」との見方もある。後援会関係者は「今は失点のないよう、感染対策に専念してもらいたい」としている。


自らの政治活動について言及する清水市長(5月28日、さいたま市役所で)
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