<さいたまトリエンナーレ>11日、閉幕 タケカワさんのイベントも 9月24日から79日間、埼玉県のさいたま市内で行われてきた国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」が11日で閉幕する。
「未来の発見!」をテーマに、鑑賞するだけでなく、参加することを目指し、市内の各会場で国内外34組の芸術家が参加する展示や「アートプロジェクト」を実施。演劇や音楽の公演、作品を展示する「市民プロジェクト」も行われた。
これまでに市民会館おおみや(大宮区)、旧部長公舎(南区)など、主要6施設に市内外から約10万人が来場。南区の西南さくら公園では、スーツ姿の巨大な男性が寝そべる「さいたまビジネスマン」は、芸術祭を象徴する作品として人気を集め、週末には多い時で1日約3千人が鑑賞に訪れた。
主要会場の一つ、旧民俗文化センター(岩槻区)では、1会場としては最多の14プロジェクトが行われ、閉幕前日の10日も大勢の来場者が作品を鑑賞していた。夫婦で訪れた神奈川県平塚市の会社員、口井章寛さん(57)は「他の芸術祭と比べてもレベルが高く、期待以上。駆け込みで全ての作品を見たい」と話していた。
11日は展示やイベントのほか、市文化センター(南区)で同日午後4時から閉幕イベントを実施。市内出身の音楽家、タケカワユキヒデさんのコンサートと市民のステージが予定されている。
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