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県立浦和図書館31日閉館 写真やパネルで歩み振り返る企画展 (2015年3月16日 埼玉新聞)

県立浦和図書館31日閉館 写真やパネルで歩み振り返る企画展


 約50万冊の蔵書を備えた県立浦和図書館(さいたま市浦和区)が31日をもって閉館する。1960年に建設されたレトロな外観の同館は、耐震性の問題から廃止されることになった。


 長い間、県民に利用されてきた同館の歩みを振り返る企画展「さようなら県立浦和図書館」が14日から始まった。


 企画展では、同館の歴史を写真やパネル、資料227点で紹介。GHQ(連合国最高司令官総司令部)から譲り受けた「Natco映写機」も公開している。


 10年ほど前、収蔵庫から見つかった16ミリ発声映写機で、同館は「戦後、GHQが民主主義の普及・啓発を図るため、全国の都道府県に貸与した。県では図書館事業の一環として、あちこち回って映画を上映したのではないか」と推測する。


 本格的な図書館のなかった明治の「通俗巡回文庫」、1922(大正11)年に北足立郡役所の敷地内に開設された前身の県教育会埼 玉図書館、太平洋戦争による閲覧中止や新館(現在の県立浦和図書館)が建設された昭和、オンラインサービスで利用できるようになった平成まで、各時代ごと の歩みを年表などで伝えている。


 写真は35点。県立埼玉図書館として使われていた鳳翔閣をはじめ、自動車による移動図書館や開館を待つ利用者の長い列ができた新館の落成式、特徴ある回廊のある閲覧部分の様子など、モノクロとカラー写真で伝えている。


 最近では映画「北のカナリアたち」や「ソロモンの偽証」のロケにも使われた。北のカナリアたちで主演した吉永小百合さんが、回廊のある閲覧部分で撮影したシーンの写真も見ることができる。


 吉永さんをはじめ、県立浦和図書館で講演した作家のねじめ正一さんやあさのあつこさん、林望さんらのサイン色紙も展示されている。


 手書きの図書カードや新館の落成に合わせて発行された埼玉新聞の特集、同館を紹介したDVDなども見ることができる。


 企画展を見学したさいたま市桜区の男性(64)は「学生時代から調べ物がある時に利用してきた。昔の図書館の雰囲気があり、建物としても貴重なのではないか。閉館は残念」と話していた。


 19日午後2時から映画会「さようなら県立浦和図書館」が開催される。閉館後の各サービスは県立熊谷、久喜両図書館で継続していく(久喜は耐震補強工事のため、5月15日まで臨時休館)。


 問い合わせは、県立浦和図書館(048・829・2821)へ。

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