北陸新幹線の延伸開業に立ち会おうと、さいたま市大宮区のJR大宮駅には14日、早朝から多くの親子連れらが訪れた。真新しい車両に乗った乗客たちは「関東と北陸の往来がもっと増えれば」と期待した。
■乗客ら交流に期待
金沢行き下り一番列車の「かがやき501号」は、午前6時42分に出発。ホーム先頭では約40人が勇姿をカメラに収めた。
北本市の小学2年生、浅井凱斗君(8)は、父親の孝至さん(40)と一緒に来場。凱斗君は「かっこいい。この新幹線で(富山県高岡市の)おばあちゃんの家へ行きたいな」と表情を輝かせた。
乗客の期待も膨らんだ。かがやき501号で金沢旅行へと出発したさいたま市南区の公務員女性(58)は「切符が取れて好運。北陸がとても近くなった」とほほ笑んだ。
同市桜区の会社員男性(49)は実家へ帰省するため、新潟県の上越妙高駅に停車する6時54分発の2番列車「はくたか551号」に家族4人で乗車。男性の長男(5)は車両が到着すると「うわーっ、乗れるよ」とはしゃいだ。
東京駅と大宮駅の間を往復した横浜市の紀あささんは「とても快適な乗り心地」と満足そうだった。大宮駅午前8時6分発の上り一番 列車「かがやき500号」を富山駅から利用した千葉県船橋市の会社員前芝雄太さん(30)は「関東と北陸の人が互いにたくさん行き来できればいいですね」 と話していた。
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