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さいたま市会 自民2会派対立激化(2017年9月20日 読売新聞)

さいたま市会
自民2会派対立激化
市議団と真政 主導権争い 定例会波乱

 開会中のさいたま市議会9月定例会で、自民党会派同士の主導権争いが激化している。3月に自民党市議団から分裂した自民党真政が民進改革などと手を組んで議長ポストを奪取したことで、対立が先鋭化。間隙を縫って最大会派にのし上がった民進改革、自民党市議団との関係が悪化していた清水勇人市長の思惑も絡み、開会早々から波乱含みだ。

 対立の構図複雑化
 開会日の6日。本会議前の議会運営委員会で、自民党2会派はのっけから火花を散らせた。
 「議長の調整案は残念だと言わざるを得ない」
 本会議での無所属議員の発言時間を巡り、各会派の意見がそろわず、真政から7月に就任したばかりの新藤信夫議長の調整案に、市議団側が猛反発したのだ。本会議開会は約4時間半遅れたが、結論は出ずに持ち越しとなった。市議団側は「議会に遅れが出るのは議長の責任だ」と突き放した。
 真政は3月、市議団から分裂して誕生した。清水市長の市政運営への評価などを巡る意見対立が原因とされるが、背景にあるのは「浦和・大宮」の地域間対立との見方がもっぱらだ。市議団は旧浦和市選出の市議が大半を占め、真政は旧大宮市選出が多い。
 2大都市の両地域の市議は、長く市議団内で対立してきた。「県内政治の中心は浦和。大宮の意見は通りづらかった」 (自民党関係者)といい、〝大宮派〟は不満をため込んできた。
 会派分裂後、真政は民進改革と協力し、6月定例会で議長ポストを奪取した。真政幹部は「意見を通せる形を作るために会派を割った」と語り、主流派に踊り出た手応えに自信を深める。
 一方、分裂で最大会派から転落した市議団の恨みは深い。「民進と組むとはポリシーがない。しょせん市議団で実権を握れなかった人たちの寄せ集めだ」 (若手)といらだちを募らせる。
 そんな中、自民党の分裂で最大会派となった民進改革は、この機に議会内での発言力拡大を狙っている。
「いざこざに巻き込まれたくない」と自民党の「内紛」からは距離を置くが、真政と組めば議会で主導権を握ることが可能。「我々の求める政策を実現しやすくなるはず」(ベテラン)との胸算用が働く。
 一方、清水市長は長らく自民党市議団とは対立関係が続いてきたが、選挙で応援を受けた民進党とは蜜月。5月の市長選では、真政の市議も旧大宮市周辺を地盤とする清水市長を支援した。市長周辺は「議会対応がやりやすくなる」と計算する。
 9月定例会の会期は10月20日まで。自民党会派同士の対立を中心とした市議会内の駆け引きは今後も続きそうだ。
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