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検証 政務活動費 中(2017年9月23日 読売新聞)

検証
政務活動費 中

ネット公開県議会いつ

 使途明示で意識変化も

 県議会議事堂1階に「情報公開コーナー」の看板がかかる一室がある。県議の政務活動費の収支報告書や領収書のコピーが添付してある用紙を閲覧できる唯一の場所だ。
 閲覧やコピーには、県議会議長宛ての「公文書公開請求書」に住所や氏名などを書く必要がある。資料を閲覧できるのは、昼休みをのぞく平日の午前9時~午後5時に限られ、他は郵送などで申請し、コピーを送ってもらうしかない。コピーには1枚10円かかる。
 定数93人の県議には会派を通じ、月額50万円の政活費が支給される。2016年度分の使途などを記した書類は約3万枚、ファイルにして約50冊分。狭山市民オンブズマン県議会議事堂1階にある「情報公開コーナー」の田中寿美代表幹事(69)は「決められた場所、時間でしか資料を見られないのはおかしい」と語る。同オンブズマンは毎年、県議の政活費の収支報告書と領収書などをスキャナーで取り込んでホームページで独自に公開しているが、今年は情報公開コーナーに5日間通ったという。
 県議会は政活費の収支報告書や領収書のインターネット公開をしていない。全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)が47都道府県、20政令市、48中核市の状況を調べたところ、使途を明示する領収書のネット公開まで行っているのは、6月時点で8府県議会、政令市と中核市を含めると30議会に上った。昨年の9議会から大幅に増えており、来年度は東京都、静岡県など新たに13議会が加わる見込みという。
 同連絡会議の「政務活動費情報公開度ランキング」では、県は全ての資料をネット公開していないことに加え、会計帳簿の提出や活動報告書の作成が義務づけられていないことが低い評価につながり、全国で最下位に位置づけられた。
 県内市町村でも領収書までネット公開をしている議会はある。
 富士見市議会では、14年7月に兵庫県議の政活費不正使用問題が発覚したことを受け、同年8月に公開を決定、毎年市議会のホームページに掲載している。最大会派「21・未来クラブ」代表の関野兼太郎市議は「不正使用のニュースが出るたびに、有権者から疑いの目で見られる。説明責任を果たす意味でも、ネットで公開して市民に確認してもらえばよい」と話す。
 狭山市議会は昨秋、各会派の代表者会議でネット公開を決め、昨年12月から公開を始めた。同市の政活費は、議員1人あたり月額2万円。新良守克市議は「本当に政務活動に必要なのかどうか、ボールペン1本の購入にも気を使うようになった」と説明する。
政活費のネット公開は議員の意識にも変化をもたらしている。
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