さいたまトリエンナーレのクラウドファンディング、目標の4.5% さいたま市で今秋開催される国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ」で、市が1千万円を目標額に昨年12月からインターネットで出資を募っていたクラウドファンディングが、期限の31日まで半月の16日時点で、目標額の4・5%に当たる45万3016円しか集まっていないことが、市への取材で分かった。清水勇人市長は「新たなチャレンジだったが、広報が十分ではなかった」と釈明した。
トリエンナーレは9~12月の79日間、市内3エリアを拠点に34組のアーティストらによる作品を展示するプロジェクト。鑑賞だけではなく「共につくる、参加する芸術祭」を目指し、市文化振興課が参加形態の一つにクラウドファンディングを企画したが、支援者は29人にとどまっている。
「努力はしてきたが、参加したいという共感を得られていない」と同課。理由として、展示の中心となる現代アートがあまり市民らに浸透していないことなどを挙げている。
ただ、24日の実行委員会では参加全アーティストが判明し、具体的なビジュアルイメージも公開予定。同課の山田浩二副参事は「なぜさいたまでやるのかという目的も明確になる。これを機に広報発信も強化していきたい」としている。
PR