地下鉄7号線:「採算性厳しい」 市が延伸で見解 /埼玉 地下鉄7号線の延伸計画で、さいたま市の担当者が「採算性は厳しい状況にある」との見解を示した。7号線は埼玉高速鉄道・浦和美園駅と東武野田線・岩槻駅を結ぶ計画で、2011年度の試算で採算割れしていた。
市担当者が25日に市内であった推進議員連盟の勉強会で発言。11年度の試算以降、沿線の人口は予想以上に増加したが、建設資材の高騰や消費増税の影響で建設費用が膨らみ、採算性は大きく改善していないとした。
出席した国会議員らからは「試算が慎重すぎるのでは」「どのようなデータを使ったのか明らかにしてほしい」との意見が出たという。市は今後、根拠となる数字を精査して公表する方針。
【奥山はるな】
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