盆栽美術館30万人突破 盆栽文化の発信と技術の伝承を目的に、2010年3月に開館した「さいたま市大宮盆栽美術館」(同市北区)の来館者数が30万人を突破した。5年3か月での30万人到達は、「予想よりはるかに速いペース」(同館)だという。
30万人目の来館者となったのは、9日に訪れたオーストラリア・ブリスベーン在住のトゥース夫妻。夫のギルバートさんは、自宅で50鉢の盆栽を世話する「盆栽通」で2回目の来館だという。夫妻には、記念品として同館オリジナル手ぬぐいなどが贈られた。ギルバートさんは「記念すべき30万人目になってうれしい。17年に開催される世界盆栽大会もぜひ訪れたい」と話していた。
同館では年々、外国人の来館者が増えており、これまでに外国人だけで約1万1300人が来館している。
30万人目の来館者となったトゥース夫妻(9日、さいたま市北区で)=市大宮盆栽美術館提供PR