選挙伊奈町長選 町長に大島氏 現職の長男・野川氏破る /埼玉
任期満了に伴う伊奈町長選が24日投開票され、無所属新人の元町観光協会専務理事、大島清氏(67)が、無所属新人の石油販売会社社長、野川英和氏(46)を破り、初当選を決めた。投票率は過去最低だった前回の34・85%を上回る37・57%。当日有権者数は3万3991人(男1万6990人、女1万7001人)だった。
大島氏は「民間感覚で新しい町づくり」を主張。自民、民進の推薦を受けて手堅い選挙戦を展開した。中学校のPTA会長や警察署の協議会長などを務めた経験から「地域貢献の活動実績を町政に生かす」と強調し、高校生までの医療費無料化や高齢者向けの運動教室の設置を訴え、幅広い支持を得た。
一方、野川和好・現町長(68)の長男の野川氏は「現町政の継続」を掲げて若さをアピールしたが、及ばなかった。【鈴木梢】
伊奈町長選開票結果=選管最終発表
当 8887 大島清 67 無新
3678 野川英和 46 無新
伊奈町長略歴
大島清(おおしま・きよし) 67 無新(1)
[元]町観光協会専務理事[歴]町商工会事務局長▽上尾高
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