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岩槻人形会館、建設地を変更 20年までに整備 (2015年1月17日 日本経済新聞)

さいたま市は岩槻区内に設置を検討している「岩槻人形会館」の建設予定地を変更する方針を固めた。従来計画の岩槻城址(じょうし)公園の隣接地から旧岩槻区役所跡地に変え、2020年までの開館を目指す。人形会館は整備計画などを巡って地元との調整が難航し、着工延期を繰り返してきた。同市は予定地の変更により、地元で長年の懸案だった建設計画を前進させたい考えだ。

 旧岩槻区役所の跡地利用計画を検討する同市の委員会はこのほど、跡地に人形会館を建設すべきだとの意見をまとめた。これを受け、さいたま市は今年度中に敷地利用計画案を策定する方針だ。東京五輪の開催を見据え、20年までの開館を目指して今後は詳細の詰めを急ぐ。

 人形会館は岩槻の伝統産業である日本人形を収集・展示するほか、観光拠点としての機能も持つ施設として整備する。建設構想は旧岩槻市時代の1960年代に浮上し、合併後にさいたま市が引き継いでいた。

 当初計画では岩槻城址公園の隣接地に10年度の開館を見込んでいた。しかし、土地の発掘調査や計画内容への地元の反発などから、着工延期を繰り返してきた。

 一方、岩槻区役所は東武アーバンパークライン岩槻駅の駅前ビルから商業施設が撤退したのを踏まえ、同駅周辺の空洞化を防ぐため、12年に同駅前に移転した。

 これに伴い、旧区役所の跡地利用策を巡り、有識者や地元関係者で構成する同市の検討委員会が協議を重ねてきた。昨年末に開いた会合では「街の中心地でもある跡地には岩槻のシンボルになる施設がふさわしい」との意見で一致。人形会館を誘致することになった。

 建設予定地が変われば、従来の施設整備計画の見直しが必要になる可能性がある。建設費は従来約14億円を見込んでいたが、資材高騰などの影響で上振れする公算が大きい。また、10年に12億円で取得した岩槻城址公園の隣接地の利用計画も宙に浮くなど、新たな課題も浮上しそうだ。
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