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延伸費用対効果悪化へ/埼玉高速鉄道 さいたま市示す(2015年5月26日 日本経済新聞)

延伸費用対効果悪化へ/埼玉高速鉄道 さいたま市示す

 埼玉県選出の国会議員らで構成する地下鉄7号線(埼玉高速鉄道)延伸推進議員連盟は25日、さいたま市内で会合を開き岩槻までの延伸計画について、さいたま市から説明を受けた。市は建設事業費の高騰が響き、事業の採算性が2011年度の前回試算より低下するとの見通しを示した。
 議連の事務局長を務める自民党の古川俊治参院議員が記者団に明らかにした。
 延伸事業費を巡っては市や有識者らによる検討委員会が10年度時点の建設費材費や人件費、消費税をもとに約770億円と試算していた。ただ、市では昨春の消費増税や近年の建設コストを反映すると約900億円になるとの見通しを示している。
 事業費の高騰により、採算性の指標となる費用対効果(B/C)は0・9だった前回試算よりも下回る見通しで、事業が成り立つとされる1・0から遠のく格好だ。市は今後、延伸予定地の活性化策などで採算性の確保を目指す。
 古川氏は「(定住人口など)試算の前提条件が慎重すぎる。こうすれば実現するという計画を示して欲しい」と指摘した。
埼玉高速鉄道は東京メトロ南北線からさいたま市の浦和美園までを結ぶ14・6㌔㍍の路線で、県などが出資する第三セクター。利用客数が計画を下回り続けたことで経営が行き詰まり、1月に私的整理手法の一つである事業再生ADR(裁判外紛争解決)が成立。経営再建に取り組んでいる
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さいたま市、訪日外国人にSIMカード無料配布 (2015年5月22日 日本経済新聞)

さいたま市、訪日外国人にSIMカード無料配布

  さいたま市は今夏、外国人旅行者向けに日本国内で使えるSIMカードを無料配布する。スマートフォン(スマホ)など携帯端末に差し込めばインターネットが 利用できる。大宮盆栽美術館(同市)を訪れたり、市内の宿泊施設に泊まったりした人が対象で、まず2000枚を用意する。外国人旅行者から要望が多いイン ターネットの利用環境を整え、市内を訪れるきっかけにしてもらう。


 国内対応のSIMカードがあれば、海外で購入したスマホでも簡単にネッ トに接続できる。利用期間は30日で、通信容量は3ギガ(ギガは10億)バイト。機能をデータ通信に特化させ、海外との通話など電話回線は使えない。自治 体がSIMカードを無料で配布するのは全国でも珍しいという。


 大宮盆栽美術館や市内の宿泊施設などでの配布を予定している。無料のSIMカードを受け取った訪日観光客に、交流サイト(SNS)などを通じて画像やコメントを発信してもらう。


 同美術館は2014年度の外国人来館者が約3200人と前年度より4割増えた。17年にさいたま市で開かれる世界盆栽大会もにらみ、海外での盆栽の知名度アップにつなげたい考えだ。


 SIMカードはスマホに差し込んで、どこにでも持ち運びが可能。市内の宿に泊まり、食事に出かける際などでも手軽にネットを利用できる。7月をメドに2000枚を配布し、利用動向をみて今後追加するかを判断する。事業費は1000万円。


  埼玉県によると、14年に県を訪れた外国人旅行者は24万1000人。前年から5割伸びた。ただ観光庁がまとめた訪日外国人の都道府県別の訪問率は 1.8%と、0.2ポイントの上昇にとどまる。首都圏や周辺の他の地域と比べても、日本滞在中に埼玉県を訪ねる外国人は依然、少ない。


 観光庁によると、訪日外国人に「日本滞在中にあると便利な情報」を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「無料Wi―Fi(ワイファイ)」だった。


 ただ、公衆無線LANのWi―Fiは利用範囲が限られる。SIMカードを使ったネット通信は、どこでもつながる利点がある。


岩槻人形会館、建設地を変更 20年までに整備 (2015年1月17日 日本経済新聞)

さいたま市は岩槻区内に設置を検討している「岩槻人形会館」の建設予定地を変更する方針を固めた。従来計画の岩槻城址(じょうし)公園の隣接地から旧岩槻区役所跡地に変え、2020年までの開館を目指す。人形会館は整備計画などを巡って地元との調整が難航し、着工延期を繰り返してきた。同市は予定地の変更により、地元で長年の懸案だった建設計画を前進させたい考えだ。

 旧岩槻区役所の跡地利用計画を検討する同市の委員会はこのほど、跡地に人形会館を建設すべきだとの意見をまとめた。これを受け、さいたま市は今年度中に敷地利用計画案を策定する方針だ。東京五輪の開催を見据え、20年までの開館を目指して今後は詳細の詰めを急ぐ。

 人形会館は岩槻の伝統産業である日本人形を収集・展示するほか、観光拠点としての機能も持つ施設として整備する。建設構想は旧岩槻市時代の1960年代に浮上し、合併後にさいたま市が引き継いでいた。

 当初計画では岩槻城址公園の隣接地に10年度の開館を見込んでいた。しかし、土地の発掘調査や計画内容への地元の反発などから、着工延期を繰り返してきた。

 一方、岩槻区役所は東武アーバンパークライン岩槻駅の駅前ビルから商業施設が撤退したのを踏まえ、同駅周辺の空洞化を防ぐため、12年に同駅前に移転した。

 これに伴い、旧区役所の跡地利用策を巡り、有識者や地元関係者で構成する同市の検討委員会が協議を重ねてきた。昨年末に開いた会合では「街の中心地でもある跡地には岩槻のシンボルになる施設がふさわしい」との意見で一致。人形会館を誘致することになった。

 建設予定地が変われば、従来の施設整備計画の見直しが必要になる可能性がある。建設費は従来約14億円を見込んでいたが、資材高騰などの影響で上振れする公算が大きい。また、10年に12億円で取得した岩槻城址公園の隣接地の利用計画も宙に浮くなど、新たな課題も浮上しそうだ。

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